arisaです。
今日は
昨年(2019年)に受験した
3学会合同呼吸療法認定士についての記録を
共有していきたいと思います。
3学会呼吸療法認定士とは
まず、名称に付いている3学会とは何かについて解説します。
3学会とは。。。 一般社団法人 日本胸部外科学会 一般社団法人 日本呼吸器学会 公益社団法人 日本麻酔科学会 という3つの学会のことを言います。
3学会から選出された委員により構成されている
「3学会合同呼吸療法認定士認定委員会」が受講資格を有すると判定した者のうち、
同委員会が実施する認定講習会の課程を履修したのち、
同委員会が施行する認定試験において一定の合格基準に達した者に
与えられる資格です‼︎
詳しい内容は医療機器センターのHPに載っていますので
興味ある方はこちらをチェックしてください。
→医療機器センター
受験のきっかけ
ME室の業務で
呼吸器の点検など行っていくうちに
呼吸療法に興味を持ち
自分の武器にしたいと思ったことがきっかけです。
ちょうど院内RSTの発足の話もあり
わたしがそのメンバーに抜擢されたのもきっかけです。
受験対策
わたしは認定試験受験1年前ぐらいから
勉強を開始しました。
試験は講習会テキストの内容から出題されるのですが
講習会テキストは8月の上旬に送付されるので
それまでは問題集を使って勉強しました。
わたしが使用した問題集
メディカ出版「呼吸療法認定士100日ドリル」
アステッキ「呼吸療法認定士受験必修再現過去問題集【基礎編】/【応用編】」
この3冊おすすめです‼︎
100日ドリルは
解説がとても見やすくて使いやすかったです‼︎
アステッキの問題集は
スマホアプリがついてくるので
スマホアプリを使って
スキマ時間に問題を解いていました‼
︎やっていたこととして 1.問題を解く→解説を読む→学んだことをノートにまとめる 2.解説ノートの作成。 の2点を行っていました。
まとめノートは
手書きで作ったり
iPadで作ったりしました。
手書きでノート作成したときは
マルマンの「ルーズリーフミニ」を使いました。
小さくて持ち運びに便利なので
出かけた際にスマホアプリと
合わせて使っていました。
iPadでノートを作成したとき使用アプリは
「GoodNotes4」と「Googleドキュメント」です。
両方とも使いやすいアプリでした。

GoodNotes4は
ペンに対応したアプリなので
手書きでのノート作成がしたい方におすすめです。
Googleドキュメントは
マイクロソフトのワードに似たアプリです。
PCにも対応しているので
家ではPC使いたい方におすすめです。
解説ノートは
先程紹介したルーズリーフミニで作成して
単語帳みたいにして
順番バラバラにして問題を解いてみたり
A5サイズノートで作って
見返しやすくしてみたりしました。
呼吸療法認定士取得までの流れ
次に取得までの流れを書いていきます。
受験資格
経験年数と講習会及び学会参加点数の2項目ありますので注意してください。
経験年数
臨床工学技士、看護師、理学療法士、作業療法士→2年以上
准看護師→3年以上
講習会及び学会参加点数
過去5年以内に認定委員会が認める学会や講習会に参加して、12.5点以上を取得。
資料ダウンロード
毎年3月に
医療機器センターのHPで講習会申し込みに
必要な書類のダウンロードが開始されます。
ダウンロード期間が限られているので注意して
チェックしてください‼︎
講習会申し込み書類には
実務経験年数を記入して
職場の代表者の方に判子を押してもらわないと
いけない書類があります。
職場の規模などによって
書類を用意できるまでにかかる期間が異なりますので
各職場の上司などに確認して
早めに用意しましょう‼︎
講習会申し込み書類提出(4月中旬ごろ)
これがこの資格取得するために一番重要だと思います‼︎
毎年たくさんの受講希望者がいて
倍率は2〜3倍ぐらいと言われています。
医療機器センターのHPをチェックして
必ず申し込み受付期間の初日の朝一に
郵便局に持っていきましょう‼
︎
書類の送付は特定記録郵便という形式が指定されています。
書類を提出した時刻が記録され
書類を提出した順に定員がカウントされる仕組みです。
HPにも書いてありますが
書類を持ち込む予定の郵便局の営業時間
特定記録郵便を送ることができるのかを
予め確認してください。
受付期間の初日の朝は
郵便局に受講希望の医療従事者がたくさんが殺到します。
早めに郵便局に着くようにしましょう‼︎
ちなみに。。。
わたしは
書類提出当日
営業時間1時間前に
郵便局に行って
2番目に受け付けることができました。
わたしの後ろに20人ぐらい並んでいたのではないかと思います。

これは受験年度や
地方によって変わってくるので
各自責任を持って確認してください。
講習会申し込み手続き
講習会受講の審査が通ると
5月の下旬から6月の上旬くらいに
3学会合同呼吸療法認定士認定委員会(以下 認定委員会)より
メールおよび郵送で
「審査結果通知(受講班決定通知)」が来ます。

郵送で通知書が来たとき同封された
書類(講習会受講の要領など)を確認して
受講の申し込みを行います。
*ホテルの予約 講習会が行われる8月は 夏休みシーズンで多くのホテルが いっぱいになることが予想されますので 遠くから行く方は講習会申し込み手続きと 同時にホテルの予約を取りましょう!!
講習会テキストが届く
8月の上旬に講習会テキストが郵送で来ます。
講習会のテキストが届いたら
やっておいたほうがいいことを2つ紹介します。
項目ごとにインデックスを付ける。
講習会では、急に別の分野に飛ぶこともあるので
インデックスを付けておくと
スムーズにページを変えることが出来ます。
あと、勉強の際に辞書代わりに使うときに
すぐに見つけることが出来ます。

過去問に載っていたところに線を引く。
わたしは全部することが出来なかったですけど
講習会前に講義をするところだけやりました。
前もって線を引いてあるので
重要そうなところに重点を置くことが出来ました。

講習会受講(8月下旬)
わたしが講習会を受講した2019年は
東京の「ベルサール新宿グランド」というところで行いました。

講習会は
2日間で朝から夕方までぎっしり講義です。
講義の会場が2か所あり
座席は指定席で
一人当たりのスペースは
テキストを広げたら一杯になってしまうほど密でした。

一人当たりのスペースが狭いので
メモはテキストに直接書くか
付箋に書いて適当な箇所に貼っていく
スタイルをおすすめします。
マーカーペンで線をいっぱい引くので
予備を持って行ったほうがいいです。
講習期間中
日総研の方がお試し問題集みたいなのを
会場前で配布しているので
見つけたらもらいましょう!!
普段
長い時間座っていることがないので
久しぶりの座学は
辛かったのを覚えています(;^ω^)
今年(2020年)は
コロナの影響で講習会がE-ラーニングになったみたいで
今後変更になるかもしれませんね。

試験申し込み(9月上旬)
講習会を受講時に
試験の受験申込み関する書類一式の配布と
注意事項の説明があります。
その時の注意事項に沿って申し込み手続きを行いましょう!!
*ホテルの予約 試験前後にホテル利用する予定の方は 講習会申し込みと同時に ホテルの予約を行いましょう。 試験会場がある中野周辺はホテルが少ないので 早めに予約を取っておくことをおすすめします。
認定試験(11月下旬)
わたしは
試験前日にお休みをもらい
東京へ向かいました。
移動中は
もちろんスマホアプリを活用して
勉強しました。
宿泊先のホテルに
チェックイン前についてしまい
ロビーで待たせてもらいました。
そしたら自分が持っているのと
同じ問題集やテキストを持った人たちが次々と来たのを見て
この人たちも明日一緒に試験受けるんだと思いました。
チェックインしてからはひたすら勉強です!!
国試以来
1番勉強したのがあの時なんじゃないかなと思います。
試験当日は
早めにホテルのチェックアウトをすませて
会場に向かいました。
試験会場に入れる時間より前に
着いてしまい近くのマックに入ると
試験勉強している人がたくさんいました( ゚Д゚)
いよいよ試験本番!!
試験の内容は。。。
計算問題全く出てこなくてびっくりしました( ゚Д゚)
記憶があいまいで正確性にかけるので
参考程度にお願いします。↓
- 1970年以前に開発されたものは⁇
- 身体障害者認定における呼吸機能評価の基準
- フローボリューム曲線
- 人工呼吸器の構成について
試験受けた後、
問題の内容が想像の斜め上を行っていて
これは落ちたなって思ってしまいました(;^ω^)
結果通知
12月の中旬くらい
ちょうどクリスマス前ぐらいに
郵送で試験結果がきます。
わたしは落ちたって前提で
試験結果がはいった封筒を確認しました。
そしたら受かっていました!!

合格通知を見たときは驚きで手が震えてしましました(;^ω^)
申請書類提出→認定証が届く!!
合格通知書類を一緒に入っていた
申請書類に必要事項を記入して郵送します。

2月の下旬から3月の上旬くらいに認定証が届きます。

最後に
今回は
呼吸療法認定士認定士取得までの経過や
受験勉強法などについて
書いていきました。
資格取得まではいろいろと不安などがありますが、
しっかり勉強していけば結果が表れるというのを
この試験受験を通して感じることが出来ました。
現在コロナの影響で
人工呼吸器やECOMなどの装置に対する
知名度なども上がってきているので
もっと呼吸療法認定士受験希望者が増え続けると思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント